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何のためにSIMロック解除をするのかという話

   

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2015年5月1日に、SIMロック解除に関するガイドラインが改正され、SIMロック解除の義務化がはじまりました。

今までは事実上、NTTドコモしかSIMロック解除に応じていなかった状況でしたが、今回の改正によってドコモだけでなくauやソフトバンクのスマートフォンもSIMロック解除が実施できるようになります。

各社のSIMロック解除に関する取り決めとして、購入から六ヶ月経過後にSIMロック解除に応じるとしていますので、実際にSIMロック解除ができる機種がそろってくるのは、2015年の11月頃からとなります。

 

ところで、このSIMロック解除。いったい何のために実施するのでしょうか。

 

SIMロックを解除すると、例えばドコモで購入したスマートフォンにソフトバンクで契約したSIMカードを入れて利用したりすることができるようになりますが、そんな利用方法をするメリットがどこにあり、どういう状況の人がそんな使い方をするのでしょうか。

例えば、ソフトバンクで契約をしたければソフトバンクでスマートフォン本体を購入して利用した方が、ソフトバンクの動作保証が確実にとれていたり端末の補償もあるので安心です。わざわざ動作保証もないドコモのスマートフォンにいれて使う理由がありません。

端末代金にしても、二年間利用することでほとんどかからないような機種も現状存在するため、端末代金を節約したいという理由もSIMロック解除して他社端末を利用したいという理由にはなりえません。

 

SIMロック解除義務化に大きなメリットを感じるユーザーとしては、海外渡航が多いユーザーということになりますが(海外SIMを入れて利用できるようになるため)、しかしそうした利用をするユーザーは、全体の中ではやはり少数であり、それ以外でSIMロック解除が普及する理由が見当たりません。

 

格安スマホ、MVNOの存在があるではないか、という声に対しては、現状ドコモのスマートフォンについてはSIMロック解除をしなくても、ドコモ系MVNOのSIMは利用できるのでこれも理由としては弱いです。auスマートフォンを持っているのであれば、au系MVNOのmineo(マイネオ)やUQモバイルを利用すれば済む話でもあります。SIMロック解除はその場合やはり必要ありません。

 

確かに総務省が考えたように、SIMロック解除が自由にできるようになり今まで以上にSIMフリー端末が増えれば色々な選択肢が増えてはきますが、それを自分で考えて実行できるユーザーがどれだけいるのかが把握されておらず、しかも実際のところSIMロック解除にメリットを感じるユーザーの絶対数が少なすぎるという問題があります。

MVNOの利用者増加はSIMロック解除が出来るできないにかかわらず増えてきていますし、MVNOを利用していてSIMロック解除を実施して使っているというユーザーがどれだけいるのかも微妙なところです。実際は既に持っているドコモ端末を利用していたり、格安スマホと呼ばれるSIMフリー端末をセットで購入して利用している層の方が多い可能性が高いです。

 

いったい何のためのSIMロック解除なのか、世の中は実際のところ、いまだ理解できていないのかもしれません。

 

 

 - MVNOの選び方